熱ショックタンパク

僕は、お灸の効果には、熱ショックタンパクが関与しているという説を押しています。ネズミさんを用いた実験では、お灸で皮下45℃、筋層内39-40℃の温度に15分保ったところ、3時間後にHSP70を検出しています。

直後や24時間後では、検出されていません。

小林和子先生の論文です。(明治鍼灸医学 1998)
http://www.meiji-u.ac.jp/research/files/shinkyuigaku4_67.pdf

熱ショックタンパクについて
https://bsd.neuroinf.jp/wiki/%E7%86%B1%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA


以前、中国の老中医・李世珍が、感染症のあと低体温になった患者の神闕と関元(気海だったかもしれない)を棒灸で30分あぶって助けたという症例を中医臨床で、読んで、びっくりしましたが、今だったら熱ショックタンパクのせいかな?とも思います。


中国で、コロナウィルスの感染患者に、大椎に棒灸治療が試されている映像を見ました。効いているのかもしれませんよ。気持ちいいだけでも、十分助けになりますしね。

https://www.facebook.com/watch/?t=4&v=1363691327149359


熱ショックタンパクは

細菌から多細胞生物まで広く色んな生物でストレスをかけると出ます。

細胞が死にそうな目に合うと、生き残るための物質を作って必死に頑張る。そんなところでしょうか?

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